英語の「スタートダッシュ」が6年間を左右する!
新中1が今こそ固めたい“最初の土台”
中学受験を乗り越え、新しい制服に身を包んだ皆さん、合格おめでとうございます。いよいよ中学校生活のスタートです。
新しい友人、部活動、学校行事。楽しみなことがたくさん待っていますね。その一方で、学習面では大きな変化が始まります。
■ 「親しむ英語」から「学問としての英語」へ
なかでも英語は、小学校までの「親しむ英語」から、中学校では読み・書き・文法を本格的に学ぶ教科へと変わっていきます。中学1年生の最初の数か月が、その後の英語力の土台を決めると言っても過言ではありません。
1. 英語は「積み上げ型」の教科
最初に学ぶ内容にあいまいな部分を残すと、学年が上がるほど雪だるま式に苦しくなります。最初の単元を「無意識に使い分けられるレベル」まで定着させることが、得意科目にするための絶対条件です。
2. 最大の分かれ道は「動詞の使い分け」
特に最初に習う「be動詞」と「一般動詞」の区別は、その後のすべての英文の土台になります。「考えながら」解くのではなく、体が覚えている状態を目指しましょう。
3. 膨大な語彙数への備え
現在の学習指導要領では、高校入試までに扱う語彙数が大幅に増えています。
- 小学校:600〜700語程度
- 中学校: 1600〜1800語程度
- 高校: さらに1800〜2500語程度
この荒波を乗りこなすには、中1の段階で「単語を覚える習慣」を作っておくことが不可欠です。
特に中高一貫校の場合、この「6年分」のカリキュラムを5年間(高校2年生終了時まで)で終えてしまうのが一般的です。つまり、約4,000〜5,000語を、公立校よりも前倒しのスピードで習得しなければなりません。
■ 最初の定期テストが、その後の「自信」を決める
中学校の英語でまず大切なのは、入学後最初に迎える「第1回の定期テスト」です。
このテストで結果を出せると、「自分は英語ができる!」という強い自信が生まれます。この自信は、授業への集中力や宿題への取り組み方を劇的に変えるエネルギーになります。
逆に、最初でつまずくと苦手意識が先行してしまいます。1学期、2学期の成績がその後の学年順位の流れを作ることも少なくありません。最初のテストは、単なる1回の試験ではなく、将来を左右する重要な分岐点なのです。
■ 新中1が意識すべき「3つのポイント」
- 「わかる」だけで終わらせない
英単語を書く、音読する、英文を作る。アウトプットを通して、知識を「使える形」に変えていく必要があります。 - 【差がつくのは「音読」】単語と解いた問題見直しは自分からやりますよね?でも音読は後回しにされがち。音読を丁寧に積み重ねた生徒は、文の構造や語順が自然と身につき、定着度が大きく変わります。音読がしっかりできている生徒で、英語の成績が伸び悩むケースはほとんどありません。
- 毎日少しでも英語に触れる
英語は短時間でも継続した人が強い教科です。1日10分でも、単語や教科書の見直しを続けるだけで、定着度は大きく変わります。 - 丸暗記ではなく「ルール」で理解する
語順や疑問文の作り方など、基本ルールを早い段階で論理的に理解できると、その後の学習が圧倒的にラクになります。特に見落とされがちなのが「疑問文に対する答え方」です。主語や動詞に合わせて正しく応答文を作る力は、この段階でしっかり練習しておくことが得点力に直結します。
■ 数年後の“英語の壁”を、今の準備で低くする
高校で伸びる生徒は、特別な才能がある生徒ではなく、「中学の早い段階で土台を固めた生徒」です。中1の春・夏に身につけた勉強習慣は、そのまま大学受験までつながる一生の財産になります。
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