中学1年生の英語が、これからの英語学習の命運を握っている。
私立中学では1学期中間テストでの
「苦手」の発見は遅すぎる!

 

私立中1の1学期に入塾してくる生徒から、すでに「英語が難しい」とか「分からない」などの声を聞くことは珍しくありません。そんな時、エストでは単語の確認をします。学校で行われた英単語の小テストを見せてもらうか、中間テストで何点取れたかを教えてもらったりします。

公立中学校の英語は、以前に比べて進度が早くなりました。それでも中1の1学期中間テストができなくても、毎日ある程度の時間を英語の勉強に費やせば、次回の定期テストではその遅れを十分取り戻すことができます。

ところが、私立中学校ではこうはいきません。特に「進学校」と呼ばれる中高一貫校では、中学1年の1学期中間テストで英語の苦手を発見した場合、高い確率で遅れを取り戻すことができません。全ての教科の授業の進行速度が速く宿題に時間を取られてしまい、自分が苦手なことを克服するための時間が取れないからです。さらに暗記しなければいけない英単語や例文の数が公立中学の比ではありません。

中学の最初に落ちこぼれてしまい、6年後に大学受験に失敗し「浪人」するまで英語の遅れを取り戻すことができないことも珍しくありません。エストでは中2以上で「英語が苦手」という入塾者に中1英語の復習をすることを薦めています。特に中高一貫校で学ぶ中2・3の英語の内容は高校で改めて教えることができ、立て直すことは無理ではないのですが、中1の内容が抜けているとその立て直しはプロでも時間がかかり、ましてや生徒が独学で取り戻すことはほぼ不可能です。

英検をもっているから大丈夫?

   

近年、小学生時に英検を取得した生徒は少なくないですが、英検をもっているから、中学校の定期テストは大丈夫と思うのは、大変危険です。エストでは長年の経験から中学入学時点で英検取得している生徒には以下のアドバイスをしています。

5 級(中学初級程度)・4 級(中学中級程度)合格⇒文法を1から勉強し直さないと危険。
3 級(中学卒業程度)合格⇒中1の 1 学期は OK。2 学期以降は危険。
準 2 級(高校中級程度)合格⇒中1の 2 学期までは大丈夫。
<理由>
①英検は 4 択問題⇒選択肢のどれかに答えがある。しかし学校のテストは、正解を頭の中から出さないといけない。
②学校では書くことがメインとなる。単語のスペルが苦手な学生は、とにかく点数を落とす。
③そもそも英検で級を持っているからと、学校の英語をなめてしまい、先生の話を聞いていない。

最初の間は暗記でも乗り切れますし、当然そうだろうと思って使っていても、なぜこうなるのか、という理屈をわかっていない場合、徐々に点数を落としていくことになります。
資料請求・お問い合わせはこちら
料金など詳細について、丁寧に説明いたします。
お気軽にお問合せください。

算数が苦手であることの危うさ

   

「苦手だったから仕方ない、でも中学入試を突破したから大丈夫だよね」と考える人もいるでしょうが、仕方ないでは済まされないぐらい大きな問題が潜んでいます。 中 1 の数学は、小 5・小 6 の算数の延長線上、あるいは場合によっては算数そのままの内容です。たとえば算数では比例・反比例を学習しますが、内容は中 1 の比例・反比例とほとんど変わりません。

中学では文字を使って抽象的に表し、負の数まで扱いますが、それ以外に大きな違いはありません。小学校でグラフも書きますし、文章題にも取り組みます。

ゆえに、「中 1 数学で学習する比例・反比例が苦手」とか、「定期考査で比例・反比例が出たけど、50 点も取れなかった」とかいうことは、ただ単に中学校の勉強をサボっただけでなく、小学校の算数も穴だらけであることを意味しています。算数と中 1 数学の深いつながりは決して比例・反比例だけでなく、文字を使った式も、平面図形・空間図形も、資料の活用にもみられます。

中 1 で学習することの大半はすでに小学校で学習しており、新しく学ぶことは意外に少ないのです。にもかかわらず、中 1 の数学で 70点も取れない、全然理解できていない私立中生が多いのは、小学校の勉強を完全に身につけていないことを意味します。
中1 数学ができないというのは、中学に入って、部活に精を出しすぎたせいで数学ができなくなった、という単純な話ではなく、算数の段階で破綻していたという根深い問題なのです。反対に、算数を正しく身につけている子にとっては、中 1 の数学はそれほど難しくありません。やっていることは小学校時代と変わりませんし、生徒によっては方程式をつかえなかった小学校時代よりも、簡単に解を求めることができる数学の方が簡単だと思えるようになります。

中1で塾に通って、定期考査で 90 点以上取っている子であっても、まだまだ穴が多く、力は不十分なのケースも多いのですから、最初の段階で数学に苦手意識が出てしまうと、どこかで本気になって取り返しておかないと(これがなかなか難しいのは言うまでもありません)、どんどん追い詰められて、将来の選択肢を減らしていくことになります。

子ども本人は多くの選択肢があることの重要性をそれほど理解していませんが、まわりの大人は将来の選択の幅が広がることの意味を分かっているはずです。中学校までの勉強は、子ども本人がどう思うかということよりも、親が子の将来のために、このままでいいのかを考え、ときには干渉し(過干渉はよくありませんが)、必要な手立てを与えてあげられるかにかかっています。近年の大学入試において、難関国公立大学・一部私大の合格が難しくなっています。

少子化により、大学に入りやすいというのは勘違いで、むしろ人気の大学の競争はこれまで以上に大きくなっているのです。それを知っている大人が、子どもの勉強に対して必要な干渉していかなければ、気づいたときには子どもたちの選択肢が減っていることにもなりかねません。

「中学受験を突破したから大丈夫!」ではなく、基本計算は大丈夫なのか、文字を使った式をつくれるか、割合はテクニックではなく本質を理解しているのか、関数はどうか、図形はどうか、場合の数は、単位変換は、資料を読み取れるか…。このような穴を塞いでおくことが、数学での脱落を防ぎ、得意科目にするために必要なのです。

体験授業受付中!
私立中学の生徒がつまづきやすいポイントを整理し、 最高のスタートを切れるように応援します。

 

資料請求・お問い合わせ

料金など詳細について、丁寧に説明いたします。
お気軽にお問合せください。
資料請求についてはこちらから
お電話でのお問い合わせ 総合受付